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楽しく学んで災害に備える!無料で行ける防災体験施設11選

そこでおすすめしたいのが、楽しく学びながら知識も得られる「防災体験」です。ここでは、防災体験ができる施設とその魅力について紹介します。

どんなに防災に関する知識を持っていても、それを実際に活かせなければ意味がありません。また、災害に遭ってから初めて「もっと事前に準備しておくべきだった…」と気づく点も多いものです。

地震などの災害に備えて防災体験!

防災体験と聞くと、どこか堅苦しいイメージがあるかもしれません。しかし最近は、子どもでも興味を持ってもらえるようにアミューズメント性の高いものが増えています。

たとえば特別な音響システムが付いた3Dシアターでは、実際の災害現場にいるかのようなバーチャル体験ができます。また、VRを使ったリアルな避難体験ができる施設もあり、子どもから大人まで楽しく学べる場として人気です。

防災体験をしてみることで、防災の知識だけでなく事前の訓練の大切さを認識することができます。親子で学べば、家族で話し合う機会も増えるでしょう。近場に防災体験施設があるなら、ぜひ訪れてみてください。

東京で防災体験できる施設を一挙に紹介        

東京には、防災体験施設が多くあります。体験できる内容はそれぞれ異なりますが、無料で入館できるところが多いのが特徴です。

東京にある防災体験施設について、詳しく見ていきましょう。

そなエリア東京

所在地:東京都江東区有明3丁目8-35 防災体験学習施設そなエリア東京

体験内容:地震、津波

費用:無料

そなエリア東京は、東京臨海広域防災公園内にある施設です。こちらの目玉は、なんといっても『東京直下72h TOUR』。これは、最大震度7の首都直下地震を想定した体験学習ツアーです。

ツアーでは、クイズに答えながら災害現場を脱出し、避難場所を目指します。地震の発生から自治体の支援体制が整うまでの時間は、およそ72時間です。つまり、3日間は自力で生き残れる知恵と行動が必要だということ。

ARを使ったリアルな被害の様子を確認できるほか、避難所生活の体験もできます。また、津波避難体験コーナーもあり、津波について正しい知識を身につけることが可能です。防災グッズを販売しているカフェなどもありますので、休憩しながら1日中楽しむことができます。

※「そなエリア東京」には、2020年7月に、実際に地震の窓口執筆班の1人が体験に行ってきました!レポートを記事にまとめていますので、是非合わせてご覧ください!

池袋防災館

所在地:東京都豊島区西池袋2丁目37-8

体験内容:地震、火災、消火、救出・救助、救急、VR防災体験

費用:無料

池袋防災館は、東日本大震災など5種類の地震が体験できる施設です。実際に発生した地震を体感することで、災害の怖さや対処すべき行動を学ぶことができます。

立川防災館

所在地:東京都立川市泉町1156-1

体験内容:防災ミニシアター、地震、煙、消火、救出救助、応急救護、VR防災体験

費用:無料

立川防災館には7種類の体験コーナー(防災ミニシアター・地震・煙・消火・応急救護・救出救助・VR防災体験)があり、インストラクターとともにご希望のコーナーを体験できます。また、こども防災体験広場や日常生活事故防止コーナーなどの自由体験コーナーも充実しており、親子で楽しみながら防災について学ぶことができます。

本所防災館

所在地:東京都墨田区横川4-6-6

体験内容:地震、水害、暴風雨、火災、消火、応急手当、VR防災体験

費用:無料

本所防災館は、本物そっくりの地震が体験できる施設です。地震の怖さを体感しながら、いざという時の行動力を身につけることができます。

都市型水害体験コーナーでは、局地的集中豪雨や津波に関する映像が見られます。とくに、地下のドアや自動車が浸水した状態を想定した「体験ゾーン」が人気です。実際に浸水した地下のドアや車の中から水圧のかかったドアを開放する体験ができます。

煙体験や消火体験など、様々なケースに応じた知識や行動力を身につけることができます。

しながわ防災体験館

所在地:東京都品川区広町2丁目1-36

体験内容:避難誘導、消火、応急救護

費用:無料

しながわ防災体験館は、東日本大震災の教訓を踏まえて平成28年にリニューアルした施設です。災害から生き延びることを目的とした知識や行動、そして防災意識についてたくさんのことを学ぶことができます。

日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語と多言語に対応しているのが特徴です。要配慮者の避難誘導体験では、高齢者や障害者の避難誘導だけでなく、要配慮者の疑似体験もすることができます。

北区防災センター

所在地:東京都北区西ケ原2-1-6

体験内容:地震、火災、消火、応急救護

費用:無料

北区防災センターは、1984年11月に開館しました。地震体験コーナーでは、関東大震災はもちろん、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など、過去の大規模地震を再現した体験ができます。

煙体験コーナーでは、火災が発生して煙が充満した空間を再現。火災時の避難の仕方について学ぶことができます。また、三角巾の活用方法や救出救護、簡単なロープワークなどの訓練も体験可能です。

気象庁 気象科学館

所在地:東京都港区虎ノ門3丁目6-9

体験内容:津波、火山、地震

費用:無料

気象庁 気象科学館は、2020年4月にリニューアルオープンする予定の体験施設です。目玉は新気象科学館で、体感型のシアターはもちろん、天気予報の体験も人気です。 また、従来の気象科学館で人気の高かった「津波シミュレーター」や「緊急地震速報トライアル」なども継続して展示されます。港区立みなと科学館、プラネタリウムと隣接していることから、総合レジャーとしても楽しめます。

まだまだある!全国各地の防災体験できる施設 

防災体験施設があるのは東京だけではありません。全国の主要都市にも数多くありますので、近場の施設を探してみましょう。

ここでは、北海道、大阪、広島、福岡にあるおすすめの防災施設を紹介します。

北海道 伊達市防災センター 防災展示ホール

所在地:北海道伊達市松ヶ枝町13番地1

体験内容:火山、地震、消火

費用:無料

開館時期・時間:4月1日~12月30日 10:00~17:00まで

休館日:毎週土・日曜日、祝日、12月31日~3月31日まで

伊達市防災センター 防災展示ホールは、火山や地震について学べる施設です。近くにある活火山、有珠山の特徴を解説したパネルや防災用品も展示されています。

有珠山が噴火した時には、災害対策活動の拠点としても利用できる施設です。消火体験、地震体験、暗闇体験などのコーナーが用意されています。

大阪 大阪市立阿倍野防災センター あべのタスカル

所在地:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目13-23

体験内容:地震、津波、火災、消火、救出救護

費用:無料

大阪市立阿倍野防災センター あべのタスカルは、防災に関する知識と技術を総合的に学べる施設です。様々な体験学習を通して、防災意識を高めることができます。

まるで美術館のような開放的な空間となっていて、子ども向けコンテンツも多数用意されています。体験コースでは、地震、津波、消火、救護などをまとめて体験可能。余震体験ができる『がれきの街』ではリアルな場面が再現されていて、より現実的な対処方法を学ぶことができます。

広島 広島市総合防災センター

所在地:広島県広島市安佐北区倉掛2丁目33-1

体験内容:地震、豪雨、火災、消火、応急処置

費用:無料

広島市総合防災センターは、研修指導員との対話を通じて、様々な災害への臨機応変な対応を学ぶことができます。

消防車体験はとくに人気が高く、「本物の消防車に乗れる」と子どもたちに好評です。豪雨体験では水害から身を守る方法を学べるなど、身近なテーマでのスキルが習得可能です。

福岡 福岡市民防災センター

所在地:福岡県福岡市早良区百道浜1-3-3

体験内容:地震、火災、消火、台風、水害、強風、応急救護

費用:無料

福岡市民防災センターは、様々な防災体験ができる施設です。地震体験では震度ごとの揺れを、強風体験では風速30mまでの疑似体験など、幅広い災害体験ができます。

訓練ヘリコプター展示コーナーもあり、実際に使用していた消防ヘリコプター『あかとんぼ』の試乗も可能です。講習室や研修室では、定期的に防災講習が開催されています。

まとめ

災害時に大切なのは、慌てず素早く行動すること。命を守るためにも、対応の仕方を事前に学ぶ学習の機会を作りましょう。

防災体験ができる施設は全国にたくさんあります。親子で楽しく体験できるところも多いので、この機会にぜひ家族で足を運び、防災について話し合ってみてはいかがでしょうか。

※当記事でご紹介している施設は、状況により休館している場合があります。施設の開館状況につきましては、公式ホームページなどをご確認いただきますようお願い致します。

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